【南アルプス３−北岳縦走】(2008/08/09)

≪　報 告　≫

今回、本格的登山初にして、いきなり日本で二番目に高い北岳に登ることになりました。
他のメンバーは、私より経験がある方ばかりで、北岳バットレスに挑戦！
私は、その様な技術も度胸もないため、のんびり一人で北岳山頂目指して気ままな一人旅となりました。朝2：00にマルチ組と一緒に起床し、 スープだけの簡単な朝食を取りマルチ組は準備完了後、3：00に出発。私も遅れること、3：30に出発。時間的には余裕があるのでほんと気ままな山行きです。
（出発地の御池小屋の写真です、標高2200ｍ）

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まだ、辺りは真っ暗でヘッドランプの光を頼りにまずは、二俣を目指します。
30分かけて、静寂の山の中、少々肌寒さを感じながら4：00に二俣に到着。
目の前には、うす暗いながら光っている雪渓に遭遇！また、一段とヒンヤリ肌寒さが増しました。

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雪渓を横ぎる時、少々足元がおぼつかなく心配ながらも縦走路に無事渡りました。
左手に雪渓を眺めながら5：10に日の出を迎え、標高2500ｍから観る朝日は格別でした。辺りもすっかりと明るくなり、次第に周りの景色が見えてきだしたら 右手にバットレス発見、すごい高さでとても自分には登れない岩壁です。八本歯のコルまでは、木製のハシゴが何箇所もあり、それもなかなか経験できない事で 楽しみました。八本歯のコルからは、富士山も見え気持ち良い！いよいよ、北岳山頂の全景が見えてきました。結構、岩がゴロゴロしてます。分岐から、北岳山荘に 向かって行く道沿いは、様々な高山植物が咲いており、花畑になっております。北岳山荘到着。まず、びっくりしたのは、2900ｍの高台で立派なトイレです。 一息（一踏ん張り）して、間ノ岳へ！高低差は、さほど感じないのですが、近そうで遠い。なかなかつかない。アップダウンがあり、結構、思ったよりきつかったです。 やっと、1時間半ほどで間ノ岳に到着。3189ｍで日本4番目に高い山。初の3000級登頂！

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なんだか、天気が怪しくなってきました。そういえば、その後、雷鳥を発見し、会長曰く、雷鳥を見た後は、天気が崩れる。本当にそうなってしまいました。
岩登りメンバーと13時に、北岳山頂で待ち合わせでしたので、怪しい天気を気にしつつ山頂目指して、ファイト一発！気合を入れて登りました。
山頂に到着と同時に、雷雨＆雹が降ってきました。残念ながら山頂からの景色は、まったく見えず、1組の岩組みメンバーと連絡がとれて、急いで下山をするが益々、 天気は荒れて、肩ノ小屋に避難。他の登山者も非難でスシ詰め状態。なんとか、雨・雷が弱まってきたけど、だれも下山しない。雷を恐れてみんな出れないみたい。
一番先に自分が下山しちゃいました。下山中も登りの方々は、振るえながら、｢肩ノ小屋は、もうすぐですか｣と何人にも聞かれた。

やっとの事で、御池小屋に到着！ほっとしました。
3000ｍの山の気候の変化の激しさ・すばらしい景色の両方を体験でき良い経験になりました。
さて、次はどの山に登りましょうか！