あそ望山岳会
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山行報告
【報 告 者】キーボウ 写真
【日    時】2007年3月3日 (土)
【参 加 者】キーボウ(単独)
【コースタイム】植木〜山都町経由〜舞岳集落先駐車スペース(09:55/10:05)-----黒岩谷入口(11:50)-----分岐----五ヶ瀬スキー場リフト終点部(14:00)----向坂山(14:15/14:35)----黒岩谷入口(15:50/15:55)----舞岳集落先駐車スペース(17:35/17:45)〜植木


【向坂山(霧立越)・・バリエーションハイキング】(2007/03/03)

≪ 報 告 ≫
今日の天気の予報は晴れ。気温もそんなに低くはない。少しスタートが遅れたが前々から気になっていた霧立越山地の主峰、向坂山をバリエーションルートから目指すこととした。
 最近、霧立越と向霧立越をつなぐ向坂山〜三方山の尾根にも登山ルートが出来ているとのこと。向坂山と三方山をつなぐ尾根から北に向かって流れ下るのが緑川である。緑川は、熊本県中央部を流れる最も大きな河川である。三方山に源を発するのが緑川源流、向坂山に源を発するのが黒岩谷である。緑川源流は何年か前に遡行したことがあるが、長い割には単調だった。黒岩谷の方は、「九州の沢と源流」で確認すると、一応沢登りのルートとなっているが、岩肌を縫う林道とその地形から判断して普通の登山靴で遡行できると判断した。
 当初の予定は、舞岳集落のすぐ上の小川岳への登山口に至る林道の分岐に車を止め、林道をひたすらたどり、黒岩谷を横切る地点から黒岩谷に入り、黒岩谷を真直ぐ向坂山まで詰めて黒岩山〜小川岳と周遊して戻る予定であった。
 駐車地点で10時を過ぎていたが、予定通り8kmにも及ぶ長い長い林道歩きを続け、黒岩谷を横切る地点に到着。

【黒岩谷入口】


ここから沢沿いにひたすら登って行く。倒木が多く非常に登り辛い。右へ左へと川を詰めるので、水に浸かる必要はない。遡行し始めてすぐに右手に分岐を見る。滝状となっている急な沢だ。本流を倒木をよけながら進むと左前方に黒岩山の岩峰を見上げる地点に到着。

【黒岩山の岩峰】


ここは分岐点。右手の流れにルートをとる。左右には広葉樹林の明るく開けた沢が続く。紅葉の時期はずいぶん楽しめるのではと思いながら薮をこくことも無く高度を稼ぐ。振り返った三方山の高さから、もう1500m地点は越えているはずだと思いつつひたすら沢を詰める。水の流れはいまだにちょろちょろとある。

【黒岩谷源流部】


【三方山方面を振り返る】


ほぼ水流が途切れたところで左の尾根に取り付く。すぐに、クマザサの薮になる。30m程度だろうが、逆向きの薮は厳しい。15分くらいもがくと、なんだか騒がしい音が・・・
耳を澄ますと、はっきりとした音楽になった。やがて、ひょっこり薮から抜けると、そこはスキー場。五ヶ瀬ハイランドスキー場の最上部のリフトの手前であった。この時期でも結構なスキーヤー・スノーボーダー達が滑っている。ゲレンデに入ってしまうと登山靴では歩き難い。で、また薮に戻って少し登ると、一般登山道に出た。ここでしばし休憩の後、向坂山山頂に向かう。良く整備された登山道を10分くらい登ると向坂山の山頂だ。南側の市房山方面の展望が良い。国見岳は近いが山頂を同定できない。

【向坂山】


 この時点で、14:00を過ぎていたし、膝の調子がいまいちなので小川岳に回ることをあきらめ、黒岩谷の南側の支流に下ることとする。少し、三方山方面に進んで右手(北西)に向かって一気に下る。谷(水流無し)に出会うとそのまま沢沿いに下る。登りの時、右手に分岐した支流の上部のようだ。本流との合流地点は結構急だ。クライムダウンを交え、慎重に下ると本流、すぐに林道に到着。ここから、朝方の8kmの林道を歩いて車のデポ地点へ。
 林道歩きは結構疲れたが、熊本県側から向坂山に向かう良いルートが完成したのではないか?紅葉の時期にみんなと一緒に、今度は周遊してみたいものだと思った。

【向坂山ルート図】 地図 : 緑川、国見岳(1/25,000)
(地図クリックで拡大表示)


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