【竜ヶ岳登山(1,485m)ダイヤモンド富士を拝む】(2008/01/01)
≪ 報 告 ≫ 東京に来て、やっと山に行く機会を得ることが出来ました。今回は初日の出を拝むために、ダイヤモンド富士を見ることができる、 山梨県上九一色村の竜ヶ岳を目指します。 午前1時、新宿西口から出発。アルプスエンタープライズのツアーに参加しました。 参加者は15名ほど。スタッフの方が3名でした。 小型のバスで中央自動車道を走ります。はじめてよそのツアーに参加するので、ちょっと緊張しました。 事前の装備品のリストを見てアイゼンが必要、とあったので特に緊張しました。一度もつけたことが無く、また練習する機会も場所も無かったので大丈夫かなあ、と。 山頂の気温はマイナス10度だそうです。しっかり防寒対策をとりましたが、これでいいのか不安です。 バスは途中サービスエリアで休憩をしたあと、本栖湖のキャンプ場へ移動します。到着した時は既に他の登山客が大勢で驚きました。 登山口についたときはまだ真っ暗であたりは殆ど見えません。ただ、星が大きくものすごく綺麗で久しぶりの星空を楽しみました。 登山道は最近整備が進んで歩きやすく木製の階段もついています。道の脇には残雪と巨大な霜柱がきらきらと輝き、お土産に持って帰りたくなりました。 まだまだ道はさほど凍っているわけではなく、普通の登山靴にスパッツをつけて十分です。 とにかくたくさんの人が登っているので、はぐれないように、またほかの方の邪魔にならないように気をつけて歩きます。40分ほどするといよいよ道が白く固く 凍っていてつるつる滑り出しました。ここでいよいよアイゼン装着です。今回は6本爪のアイゼンで、つけ方を習ってはいましたが、やっぱりおかしかったらしく、 他の参加者の人が教えてくれました。 こんなにたくさんの人が登っているから、道は融けてぬかるむんじゃないかと思いましたがまったく、です。どんどん氷の厚みが増しているような感じでした。 1時間ぐらいするとあたりも明るくなり富士山の稜線がオレンジ色に光だしました。眼下には本栖湖、そして富士の樹海が広がっている様子がわかります。とても綺麗です。 東屋に着くと頂上まであと一息です。目の前のお椀のような山、その向こう側が頂上だと言うことです。このあたりになると木々は無くなり、熊笹だらけです。 慣れないアイゼンで慎重に歩き続けると、やっと頂上です。ほんとにたくさんの人が来ていました。100人以上はいるようです。 予定では山頂で2時間ほど待機、ということでしたが、行程がずれてあと20分ぐらいでダイヤモンド富士、ということでした。本日は見事な快晴で、晴れ女は関東を見事に晴らしました。 人が多いので笹をかき分けなるべく東の斜面に移動します。そしていよいよ・・・。 周囲の感性とともに光輝く太陽が富士の頭から昇り始めました。その時間はわずか40秒ほど。富士山の陰から突然姿を現すので、光のさし方が強烈です。一気に、一直線に私たちを照らします。 とにかく、美しく神秘的な初日の出でした。感動的です。 登山の専門的な解説には至らない報告で恐縮ですが、これから関東煮の出かけの際に参考にしていただければ幸いです。