【本匠（宮前・魚道エリア）・・フリークライミング】(2008/02/09〜10)

≪　報 告　≫

　２月９、１０日と石灰岩の好エリア「本匠」で登ってきました。９日は、クライマーEさん、タツ君、K1さん と僕の４人でした。クライマーEさんとタツ君は日帰りなのでペアを組み、K1さんと僕とでペアを組むと言う格好になりました。
　朝、８：００前にK1さんの家の近くまで行ってピックアップし、一路本匠へ向いました。「宮前エリア」に着くと、すでにクライマーEさんとタツ君がトライ中。 「見返り美人（５．１０ｃ）」のRPを目指すタツ君のためにクライマーEさんがヌンチャクをセットするところでした。OSを目指すためにビレイは僕に代わり、タツ君 には登り方を見ないようにしてもらいました。しかし、オンサイトトライはルートミスで失敗。でも２便目で見事RPできました。
　まず、僕はヌンチャク掛けのつもりで「セイガンキョーボーイ（５．１１a）」にトライ。過去３回くらいトライしていますが最後の核心部でテンションがかかり、 登れていません。今回は、今日初めてのトライなので岩が冷たく、最後は指の感覚が全くなくなりましたが気合で登りきりなんとかRPできました。 この条件なら結構 嬉しいです。クライマーEさんもトライしましたが残念ながらテンション。この後、４回くらいトライしましたが、結局RP出来ず悔しい一日となったようです。 次回にリベンジですね。K1さんは余裕で再登。
　僕は、次の「アイミスユー（５．１１ｂ）」にトライ。１便目は核心部でテンション。しかし、２便目（通算４便目くらい）でなんとかRP出来ました。続いて、 右端の「ギブ（５．１１ｃ）」のショートルートにトライ。右側のカンテが限定ということなので正面からトライ。結構シビアなムーブでした、でも次回はRPできそう。
　正面で登っていると、近くで小鳥が遊んでいました。人懐っこい小さな鳥で、胸がオレンジ色のかわいい鳥です。最初は木の端きれが足にくっついていて良く飛べないの かな？と思っていましたが、そのうち木切れも取れたようです。でも、僕たちの近くで遊んでいました。ビレイ中のロープにも止まるような人懐っこさでした。後で、 インターネットで調べたら「ジョウビタキ」という種類のようでした。
　今日は、寒い一日でしたが皆さん結構充実したクライミングが出来たようです。終了して帰る間際に、このエリアの下に「しいたけ」用の原木が運び込まれました。 なんとか登れなくは無いようですが、ビレイには気をつけてください。くれぐれも原木の山を崩さないように。
　その日は、「牧山の湯」でゆっくり温泉に浸かり、そこで食事をして、小半キャンプ場のロッジに移動してささやかな宴会を行いました。K1さんと二人だけでしたが、 ギリシャのナッツ（K1ヒュッテのブログに写真あり）などをつまみに、日本酒や焼酎片手にクライミングのとりとめの無い話をして、まったり過ごしました。　深夜、 １時を過ぎていたと思いますが、Sawayaさんの若い友人の、U野さん、H口さんが来られ、１時間程度飲み会が出来ました。

　１０日は魚道エリアでのクライミング。９：３０に、下関のナカノさんと駐車エリアで待ち合わせ、５人で魚道エリアへ。番匠川の渡渉は最後の丸太が濡れていて ひやひや物でした。ナカノさんの目標の「アッチャンフェース（５．１０a）」にヌンチャクを掛けた後、ナカノさんがトライされましたがもう一歩のところでテンション。 結局RPかなわなかったですね。K1さんは、その左 にある「丸金本舗（５．１０ｃ）」と思われるルートに取り付かれましたが、非常に苦戦。これは、ルート図にないもの のようでした。おそらく５．１１＋くらいあるでしょう。
　右壁には、カラビナさんとそのラリナガの仲間の方々が来られ、大いに盛り上がっていました。僕は、「冬の散歩道（５．１１ｄ）」にトライしましたが、昨日の疲れが 残っているためか、核心部の遠い右カチが取れないまま敗退。
　H口さんは、「夏男夏女（５．１０ｂ）」を正面の凹角から登ってマスターOS。この凹角からだと５．１１あるのでは？すごい！更に、「元気の出るカンテ」をこの日 １便（通算２便）でRP。
　カラビナさんは「鈴木君のルート（５．１１ｂ）」にトライ中。結構シビアでしたね。僕も試しにトライ。でもここも登れずじまいでした。このルートはなかなか良い ルートです。K1さんは２便できっちりRP。このルートは、OSは非常に難しいです。ムーブが分かれば５．１１ｂでリーズナブルでしょうが。次回、腕がきっちりしている時 にRPを目指します。カラビナさんにはヌンチャク掛けをしていただき感謝です。
　この日は、風は冷たいものの、天気は快晴で快適な岩場となりました。５時頃までみなで登りこんで引き上げました。結構腕が張っていて充実した一日となりました。 皆さん、お疲れ様でした。また来ましょう。