あそ望山岳会
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山行報告
【報 告 者】yamaaki
【日    時】2008年8月31日(日)
【参 加 者】ますもさん、隈タカさん、ユジンさん、yamaaki
【コースタイム】10:30入渓(坂貫部落)−12:30林道分岐−15:40遡行終了−(林道)−16:00車デポ地点


【幕川(沢登り)】(2008/08/31)

≪ 報 告 ≫

 地元熊本、雁俣山から白山に続く尾根から美里町側へ流れる幕川に沢登りに行った。近い場所には同じ方向(南から北)へ流れる下津留川があり、この前行ってきたばかりなのだが、夏の暑いときに近場に適度な沢という魅力から同じ地域のこの沢を登ることとなった。 


 8時に佐俣の湯に集合し坂貫部落にある幕川の下流域を確認後、下津留方面へ車をデポするため移動する。(沢のある坂貫部落へはR218から津留川の対岸に渡る橋の一番手前にある橋を渡っていった。部落に近い橋は工事中のため渡れないという隅タカさんからアドバイスがあった。)

下津留川に沿う国道445を二本杉方面へ行く途中に右から合流する林道が二つあり、手前の林道を右折する。20分程進むも高度700より高くならないので間違いだとわかり国道に引き返して更に先の林道を右折して10分程進むと途中で道は広場に出てそこで道が途絶えたので車を駐車する。更に先はススキに覆われた作業動が続いていた。車1台をデポ後に、もう一台の車で坂貫部落に戻り、幕川に沿う道を進むと林道は川の右側になにヘアピンカーブのある入渓地点に着いた。
ヘアピンカーブの所より更に少し下流に戻った所で、堰堤の上流部に降りて10時半に遡行を開始した。(道を間違えたため、予定より1時間以上の遅れ)暫く行くと10mの滝があった。昨日の雨で水量が多く突破できないため、右を巻こうとするも傾斜が厳しくて巻けず、結局、林道経由で滝の上流に出た。

 その後も堰堤があったりして何度か巻く場面があったが、その後は林道と別れるところまであまり滝らしい滝も無くいゴーロっぽい所を遡行した。途中、時間を短縮するため、林道を歩いたりした。林道との分岐の所に来たときは既に13時10分だった。分岐と入っても、実際は林道は右と左に分かれて通っていた林道との分岐の所から少し進むと、水量も少なくなり今までになかったゴルジュや滝や釜の沢らしい形相が現れ始めた。やっと沢に来たとういう感じがした。


 3〜6m前後の滝をあまり巻かないで流心を少し外れたところを、思い思いのルートで何度か登ったりした。時間もなかったので登れればフリーで登るし、登れなければ巻くという具合でロープはほとんど使用しなかった。沢の醍醐味を味わえたのは林道との分岐からだったようだ。2時を過ぎる頃あたりから雨が降り出したがそれ程ひどくなかった。
 


 何度か、適度の高さの滝登りを楽しんだ後、8mを越える滝と出会い傾斜もホールドもあったが終盤にさしかっていたので大事をとって左を巻いた。その後、高度を上げていったがなかなか水量が減らなかったが、ようやく水も絶えてきて稜線が近くなってきた。左に枝尾根らしきものが現れたので登ってみるとススキに覆われた林道に達した。この林道を15分程歩くと車のデポ地点に到着した。16時だった。
車のデポに時間がかかったが、道を間違えなければ、時間的には問題なかった。吉川さんの「九州の沢と源流」に記載の入渓地点から沢に入ったが二三の巻かなければならない滝以外は林道と分岐地点まで平凡な沢なので、分岐地点から入渓すべきだった。
今回のこの沢は皆さん初めての沢だったので、ルートウォッチングを同時に楽しむ事ができた。デポ地点の位置は一回目に間違えてしまったが、遡行後にデポ地点へ帰るルートがぴたりと当たったのはうれしかった。ほぼ最短ルートであった。 それにしてもユジンさんは沢靴ではなく運動靴で遡行された。クライミング能力の高さがうかがえる。凄い。
頼りないリーダにお付き合いいただいた皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。 (写真は隅タカさんのものです。ご拝借宜しくです。)

【幕川 ルート図】

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