| 山行報告 | |
【報 告 者】 | ぷーこ |
| 【日 時】 | 2008年9月14日(日) | |
【参 加 者】 | キーボウ、yamaaki、マミリン、熊本のkk、ますも、下関のナカノ、隈タカ、リリィ、sawaya、シュウ、かつら、
kiyodon、ぷーこ | |
【コースタイム】 | 8:20 橋出発→ 8:35 入渓→11:40 C沢分岐→14:05 沢打ち切り尾根へ→15:05 稜線→16:55 下山 | |
【高崎川大幡川B沢】(2008/09/14)
≪ 報 告 ≫
林道が大幡川を横切ったところにスペースがあり車を止める。すぐ堰堤があるため、登山道にいったん入って堰堤をやりすごす。登山道には沢への案内の標識があった。
総勢13人での遡行は初めてだ。入渓後しばらくはゴーロ歩きだが、まもなく斜瀑と小滝が連続して現れる。沢の水は新燃岳の噴火と関係があるのか少しにごっている。
小さな滝で滑り台をちょっぴり楽しんだ後進むと、ハングした滝をリリィさんがスリングをあぶみにして登っていた。トップで登ったキーボウさんが確保している。
ここでkiyodonさんとも合流。人数が多いので、sawayaさんがもう一本ロープを出して登る。かつらさんと私が続くが、あぶみに乗っても乗越せず結局シュウさんの
肩を借り、スリングに足をかけ、さらに上にかけてあったヌンチャクもつかんでなんとか這いあがる。リリィさんは沢デビューなのだが、クライミングのセンスが
あってうらやましいかぎりだ。すぐに30m滝。ここはsawayaさんがトップで登る。上部のトラバースがちょっといやな感じだ。滝にはボルトがうってあり驚いた。
人気の沢だからか?滝上は黄色のナメだった。靴底がフェルトであればそう滑らないが、ゴムの靴の人は滑って登りにくい様子だった。川底全体が真黄色なのだが、
鉱泉の湧いているところはうっかり見落としそうなほど小さな細い水流だった。硫黄と鉄のにおいがした。
ようやくABとC沢の分岐に着く。こんなところにまで標識があるのには驚かされる。2条の滝は左から巻き、次の大滝も左から巻く。いばらの道だったが、
短パン姿のkkさんは涼しい顔だ。懸垂で沢に降り立つが、リリィさんは懸垂デビューでもあったらしい。深いカマのある滝、美しいすだれ状の滝が続く。傾斜の
あるナメが続き、ここでyamaakiさんと隈タカさんは滑り台を楽しむ。滑りやすいナメで私も流れに足をとられて滑ってしまう。A沢分岐後もナメは続く。
最後にB沢大滝は右を巻き気味に登って源頭へ。沢をつめると遠回りになるので、尾根に乗って大幡山へ。藪もほとんどないすっきりした尾根だった。稜線に出ても
視界がきかず展望はほとんどない。しかし、湿地帯周辺にもやがかかって幻想的な雰囲気を醸し出している。大幡池の展望所からは何も見えなかったので、
池に降りてみる。美しく静かな池だった。紅葉のころにもぜひ訪れてみたい。あとは登山道をひたすら下り、林道を歩いて車にたどり着いた。
感想 リリィさん
私が、初めて県体壁に登ったのが7月16日。
あそ望山岳会に入会したのが8月15日。
そして、めちゃめちゃやってみたかった沢登り。
その願いが9月14日に叶いました。
場所は、霧島の大幡川B沢。レベル中級。
クライミングを始めてまだ2ヶ月。
まだまだ超がつく初心者で、クライミング用語もあまり理解してないような状態の私をたぶんすごく不安があったでしょうが、15日だけでなく14日の沢登りも
許可してくださった会長に心より感謝しております。
ありがとうございました。
14日の朝は、遠足前の子供のようにワクワクドキドキして、嬉しくて4時には目覚めてしまいました。(前日の宴会もとても楽しくて、皆さんと共に大いに
盛り上がっていまいました。)
沢は、私の想像をはるかに超える素晴らしさ&楽しさでした。
「高さがいったい何メートルあるのだろう!すごくダイナミックな滝だよねー!えっ!キーボウさん なにしているの? まさかここ登るのー?」
そうです。めちゃくちゃオーバーハングした箇所がある滝を登らなくちゃいけなかったのですぅ。私はますもさんの登りを食い入るように、これほど真剣に人の登り方を
見たことはないというくらい見つめました。核心のところにますもさんが、スリングをひとつかけてくださったのでそれをつかんで、どうにかこうにか登れましたがまさか
自分でも登りきることができるとは思わなかったので、びっくりです。もう嬉しくて、ハイテンション!
でも、本当に危険な箇所や油断したら命の保障はないよねー。と、思われる箇所も随所にあり、沢の楽しさは危険と隣り合わせのところにあるのだな。
とも身をもって感じることができたと思います。
轟々と爆音を立てて流れ落ちる滝、美しい滑床、釜での泳ぎ、そして滑り台と沢を満喫しました。
もうすっかり沢の虜です。
反省点としては、カッパを持っていかなかったこと。どうせ沢は濡れるのだからと素人判断で家においてきてしまいました。しかし、昼食時は全身がずぶぬれ状態の
ため寒くてガタガタ震えてしまいました。聞けば、防寒のために必ず持っていかなければならないもののひとつだそうです。もう次は、絶対に忘れることはないでしょう。
そして、クライミングがもっともっと上手になりたいと切に思いました。
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