あそ望山岳会
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山行報告
【報 告 者】モモ太、リリィ、隈タカ、yamaaki 写真
【日    時】2009年05月02日 (土)〜03日(日)
【参 加 者】モモ太、リリィ、隈タカ(SL)、yamaaki(L)
【コースタイム】 2日  車:熊本IC(6:30)=(高速)=溝口IC(13:00)=大山駐車場(13:30) 歩:登山口(14:00)〜(夏山登山道)〜6合目小屋(16:00)〜頂上小屋・弥山(17:30)
3日  歩:頂上小屋・弥山(7:00)〜元谷小屋(9:00)〜(元谷散策11:00まで)〜大神山神社(11:30)〜大山寺・登山口(12:00)
車:大山駐車場(14:00)=(R9経由)=足立美術館(15:30)=道の駅キララ多伎(19:00)=浜田IC(21:30)=熊本IC(26:30)
【天   気】晴れ(2日)、曇り(3日)


【伯耆大山ハイキング】(2009/05/02〜03)

GW頃は大山のブナの新緑が素晴らしいんだよ〜

≪ 報 告 1≫
「GW頃は大山のブナの新緑が素晴らしいんだよ。」 とのyamaakiさんのつぶやきから始まった今回の大山山行
本当にブナ林の新緑、最高でした
高速料金が1000円になった初めての大型連休
心配した渋滞もなく13時半頃に夏山登山口近くの駐車場に到着

途中で購入した共同で使う食糧等の荷物をザックに詰めて出発です!
夏山登山道をたどり、「弥山」を目指します。
初めて背負う重いザック。なかなか先に進みません。
ちょっと行っては休憩、またちょっと進んでは休憩。汗はダラダラ呼吸はゼーゼー。
本当に3合目くらいまではきつかった。

前を行くリリィさんとyamaakiさんの「ブナの緑がキレイね〜」「花が結構咲いてるね〜」の声は聞こえるけど、私の目に入るのは、足元の茶色い枯れ葉と歩きづらい階段だけ。


3合目からは1合ごとに10分ほどの休憩をとりながら6合目に16時過ぎに到着

目の前には残雪残る北壁がドーーーン
荘厳なたたずまいに言葉が出ない。ただただ見とれる私たち。
写真を撮ったり、リリィさん手作りのブラウニーを食べたりしてちょっと長めの休憩を取ったところで、頂上目指し出発です

へなちょこな私の為、計画では元谷小屋泊だったけど、時間もまだあるし体力的にも大丈夫だったので頂上小屋泊まりに変更
この大山の話が出てから出発するまで、何度も何度も計画を練り直したyamaakiさん
ここまで来たらやっぱりみんなで頂上に泊まりたいし、頂上からの夕日を見たい!
要介護認定を受け、引っ張られながら頂上小屋に17時半頃到着

頂上小屋は広くて思った以上にきれい。それに・・・貸切♪
小屋に荷物を置いて着替えを済ませ、いよいよ山頂です
18時40分弥山登頂


西の空にゆっくりと沈んでいく太陽を眺めながら「来てよかった〜」と感動
みんなはどんな気持ちでこの落日を見ていたんだろう
真っ暗になった山頂からは今度は夜景が見えます

初めての山小屋でディナーはお肉と野菜と豆腐たっぷりの寄せ鍋
締めはうどんです
いつも思うことだけど、山で食べるごはんって何でこんなに美味しいんだろう
食べなれた寄せ鍋なのに、そこら辺の料亭には負けないほど美味しい

8時に電気が消えた後は、隈タカさん持参のランタンの暖かい灯りで食事と話に花を咲かせる私たち
けど睡魔には勝てず、10時前には就寝
シェラフから見る月もまたすてきでした



翌日は吹きつける風の音で目が覚める
外は霧
楽しみにしていたご来光は拝めませんでした
強風で寒いので着込んで7時過ぎに下山

が・・・すぐに脱皮を始める私たち。リリィさんは5枚から2枚、私は4枚から1枚へ
昨日ヒーヒー言いながら登ってきた道を今日はラクラク下ります
景色もしっかり見ながら歩けます
6合目避難小屋を過ぎ、行者谷をとおり元谷小屋へ

この行者谷コースは感動の連続
残雪残る山稜から芽吹きを待つブナへ、芽吹き始めた薄緑のブナから葉をいっぱいに広げた華やかな新緑のブナへと高度が変わるたびにグラデーションを重ねるブナの山肌に、ピンクの山桜が見え隠れして、思わず「わぁ〜」何度も声をあげ、足を止め、息を思いっきり吸ってみる

仕事で疲れ切った心と体にすーーっと染み込んでくる
重い体から澱が抜けていくみたい
ブナで癒されながら着いた元谷小屋


天気予報で午後からは雨らしいので、ユートピア小屋は諦め小屋にデポし近くを散策
目の前に迫る北壁の荘厳なたたずまいに息をのむ

「アルプスみたいだから」と言ったyamaakiさんの言葉を思い出します
「アルプスってこんな感じなんだ」と聞くと「この何倍もほんとはスゴイけどね」とアルプス経験者の隈タカさんとyamaakiさんの去年の行った北岳の話を聞きながらゴーーーーーッと何度も落石を繰り返すプチアルプスを眺める
今更ながら「大山に来たんだ」という感動が溢れてきます


初めてづくしの私の為にメンバー全員が心を砕いてくれた今回の山行
何度も何度も計画を練り直しこれ以上ない計画をたててくれたyamaakiさん、持ち物から気持ちまですべてを支えてくれたリリィさん、ずっと一緒に歩いて影武者のように支えてくれた隈タカさん
この感動を経験できたのも本当にみんなのおかげ

大山寺で無事下山できたお礼とみんなへの感謝の気持ちをお参りし、12時に駐車場に到着
重いザックを降ろし橋の上から今までいた山を見てると嬉しいような、寂しいような変な気持ちです


温泉に入ってサッパリした後は、次のお楽しみ「足立美術館」へ
ここはシェルパのスタッフの方が「大山に行くならぜひ行ってみたらいいよ」と勧められた美術館
創設者の足立全康氏自らが集めた近代日本画の名品などをもとに昭和45年に設立。

米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで6年連続第1位を獲得した庭園の広さは約50000坪!圧巻!!
また展示場には横山大観に竹内栖鳳など近代日本画の巨匠たちの作品をはじめ、料理の達人にして陶芸家の北大路魯山人作品などが収められ、時間も忘れて見入ってしまいました


日本海を見ながら帰ります(私はほとんど寝てました)
キララ多伎で夕ごはん
ちょうど夕暮れ時で海に沈む夕日が見れそう

愛の鐘発見!!
Yamaakiさんと愛の鐘を鳴らそうと行ってみたら
「老朽化のため使用中止」
老朽化・・・老・・・老いる・・・言葉が痛い(苦笑)

そうこうしてるうち太陽が海に沈みは始めました
昨日は山頂から、今日は水平線に沈む夕日となんと贅沢
計ったようなタイミングの良さにリーダーの株も急上昇↑↑

ゆっくりと山をそして自然を堪能した2日間
本当に楽しかったです
私にとってこの2日間とそれまでの過程は、ずーーと忘れられないものとなると思います
秋にはぜひ、紅く色づいた大山にもう一度行きたいと思います

(報告者:モモ太)

≪ 報 告 2≫
この山の名前を聞くと思い出が蘇る
北海道から熊本に転居してきて、五ヶ瀬では満足できずパウダースノーを求めて家族で何度かスキーをしに行ったこと 楽しかった あれから15年、自由を得た私は今度は大好きな大切な仲間とまた大山に来た

当時は、自分がこんなに登山にはまってしまうなんて夢にも思わなかったなぁ
少し前まで毎日が辛くて悲しくて涙が友達みたいだった‥
そんな私をそっと見守り続けてくれた心優しい仲間達
本当にありがとう
今、こんなに笑顔でいられるのもみんなが支えてくれたからだね
「人生は登山に似ている」って話してくれた人がいた
辛い時もあるけど、それはいつまでも続くわけではなくて必ず頂上が訪れる 登りもあれば下りもあるんだよって

重いザックを背負って一歩一歩踏みしめるように1合目、2合目と登って、時折吹く風の爽やかさ、芽吹いたばかりの若葉の初々しい緑に癒され、愛らしい可憐な花々を愛でながらそんなことを思い出していた


荒々しくもその圧倒的な美しさにただただ見とれるばかりの大山北壁、伯耆富士とも言われる美麗な山
yamaakiさんの「プチアルプス気分を味わえるよ」の一言に「行く!」と即答したものの、熊本をしばらく離れていたからか他人事のように感じていたので、山行を終えた今は心の底から行けてよかった(^▽^)って思っている

モモ太ちゃんも「みんなに迷惑をかけてはいけない」との思いが強くあったみたいで、ドタキャン寸前だったけど、yamaakiさんの真心あふれるメールが心に響いて行く決心がついたみたい
モモ太ちゃん、行って良かったよね 私達も一緒に行けてとても嬉しかった
この山行は、彼女の山への大きな自信につながったことでしょう
やっぱり、仲間っていいよね(^−^)V

大山から望む景色はもちろんのこと、心のプラスαが山のマイナスイオンと相乗効果となってとても素敵な山行でした

(報告者:リリィ)


≪ 報 告 3≫
大山と言えば、私がまだ小学生のころに親に連れられてスキーに来た時以来!
大人になって見る大山は、九州で味わえない異国情調を感じさせる趣がある山です。
登山口付近には、モンベルショップがあり周りの新緑に建物がマッチしていて、登山前に気分を盛り上げてくれます!

残雪もあるのでアイゼンが必要と言う事で、びっしっと支度していざ登山開始だが?
下山して来る方々(中には小さな子供も)は、皆さん軽装で・・・?
八合目付近だけは、ちょこっと残雪があり気分だけは感じられました。

登山開始から、四時間で山頂まで!遠くで見てたらえら〜く掛かりそうだったのに意外と登れてしまう(子供もホイホイ登ってますもんね、大げさ)
山頂から見た境港方向に沈む夕陽は、すごくきれいで登ってきた甲斐があったとうれしくなった瞬間でした。

愉快で大切なメンバーのyamaakiさん・リリィさん・もも太さんに感謝します!
今度は、秋の大山山頂から、また一味違った夕陽を見に来ましょう!!

(報告者:隈タカ)


≪ 報 告 4≫
数年前にGWに一人で大山へ行ったときの事が忘れられず、今回、仲間を誘って春の大山登山となりました。
この時期の大山、僕自身はいつも行っている九州の山と殆ど変わらないという認識でいました。
でも今回に限っては、一つだけいつもと違っていました。持病の喘息が、最悪の場合、発作で病院へ運ばれるかもしれないというモモ太さん。

春と言えど山小屋は零度近くなる可能性もあるから、本人はみんなに迷惑をかけることを恐れ今回の山行をいったんは辞退。
が、なんとか皆で行ければと思い、完全武装で今回の山行に挑むことに。

そのため、僕のザックは、ビバーグのためや小屋が一杯だったときに対応できるようにテントとツエルト、それから滑落時の救助やタンカも作れるロープ、いざという時にロープを固定する支点に使えるかもと思いたったて持って行くことにしたピッケル、−20度でもOKの大きな冬用シュラフ、全行程中ほとんど水場が期待できないことから合計5Lの水筒等、ザックの中に所狭しと突っ込まれました。

又、どんな時でもどんな場所でも山頂グルメに重きを置くこのグループのポリシーのため、場所をとる鍋等もその例外ではなかったです。
それで僕の65Lザックは一杯になり20kを超えることに。1日目に半日、そして宿泊をおいて二日目に半日としての山行としては考えらない大きさのザックになってしまったよ〜
 僕だけじゃなく、皆のザックもとってもデカク見えてましたが、皆、重かったですよね。

それから、一泊二日のプチ遠征としては十分過ぎる位、事前計画を立てましたね。何度か打ち合わせを行い、ルートや装備の確認をし、担当毎の分担も決めました。
メンバーのチームワークはすこぶる良好、着々と準備も進んだね。宿泊用の装備を新たに購入したりと、費用がかさんようでしたけど。でも、いいじゃん。今後の宿泊山行きが楽しみですね♪

今回の山行、皆のチームワークでとってもうまくいった山行だったです。
お疲れさま〜、ほんとに楽しかった、ありがとう!

(報告者:yamaaki)




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